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臨床研究に関する情報公開(オプトアウト)

当院では、日常診療の中で得られた診療情報をもとに、病気の原因の解明、治療法の改善、予防・診断に関する新たな知見を社会に還元することを目的として、臨床研究に取り組んでいます。

臨床研究とは、人を対象として行われる医学系研究全般を指します。臨床研究を実施する際には、臨床研究法や、国が定める「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」などの厳格なルールを守る必要があります。これらのルールは、過去に患者さん本人の十分な同意なく研究が行われたことへの反省を踏まえて整備されたものであり、現代の臨床研究は、医師や医療従事者の判断だけで自由に行えるものではありません。

臨床研究において特に重要な手続きが「倫理審査」です。臨床研究を実施する前には、研究の目的、方法、対象となる方、個人情報の取り扱い、安全性への配慮などを記載した研究計画を倫理審査委員会に提出し、承認を受ける必要があります。

当院は院内に倫理審査委員会を設置していないため、日本医師会倫理審査委員会(委員会番号: 16000041)に審査を委託しています。院外の倫理審査委員会による審査を受けることで、研究の倫理性や個人情報保護について、より客観的かつ厳正な評価を受けることができると考えています。

オプトアウト方式について

臨床研究への参加同意というと、通常は研究内容について文書や口頭で説明を受けたうえで、患者さん一人ひとりが書面で同意する方法を想像される方が多いと思います。このような方法を「オプトイン」といいます。

一方で、通常診療で得られた診療情報を後から解析する研究など、患者さんに新たな身体的負担、金銭的負担、その他の追加負担を求めず、研究のための新たな治療や検査などの介入を行わない研究については、倫理指針上、必ずしも患者さん一人ひとりから書面で同意を得る必要はないとされています。

その代わりに、研究の目的や方法、利用する情報の内容などを公開し、ご自身の診療情報が研究に利用されることを拒否できる機会を保障する必要があります。このような方法を「オプトアウト」といいます。

当院では、オプトアウト方式で実施する研究について、院内掲示またはWebページ上で情報を公開しています。研究への協力を希望されない場合は、下記の連絡先までお申し出ください。

なお、研究協力を希望されない場合でも、今後の診療に影響することは一切ありません。診療上の不利益を受けることはなく、通常どおりの診療を受けていただけます。

個人情報の取り扱いについて

倫理審査では、患者さんの診療情報をどのように匿名化し、安全に取り扱うかが重要な確認事項となります。

当院で診療情報を研究に用いる際には、氏名、住所、電話番号、診察券番号など、個人を直接特定できる情報を削除または置き換えたうえで解析を行います。統計解析などの研究作業では、原則として匿名化されたデータを使用します。

また、学会や学術雑誌などで研究結果を発表する場合にも、個人が特定される情報を公表することはありません。

当院で実施中のオプトアウト方式の臨床研究

研究課題名 状況
片頭痛の増悪因子及び修飾因子に関する後向き観察研究 (説明用紙)
(承認番号: R8-7、委員会番号: 16000041)
実施中

本研究に関する情報の利用を希望されない場合、または研究内容について確認したい場合は、当院までお申し出ください。